2018.11.16
「私たちの道」楽曲&第1弾歌唱参加者発表
CATEGORYレポート
2018年11月16日
「One Hokkaido Project」楽曲&第1弾歌唱参加者発表
北海道内テレビ6局により構成されるOne Hokkaido Project実行委員会(委員長:NHK札幌放送局、若泉 久朗 放送局長)は、2018年11月16日(金)、NHK札幌放送局にて「楽曲<私たちの道>&第1弾歌唱参加者発表記者会見」を行いました。
発表会では、楽曲の制作を担当したなかにし礼氏・蔦谷好位置氏にご登壇いただき、本楽曲へかけるご自身の想いや、縁の深い北海道について、話を伺いました。
また、「私たちの道」のお披露目を行ったほか、第1弾歌唱参加者として北海道出身・ゆかりのアーティスト、俳優、タレント、アスリートなどの方々を発表。本楽曲が広く歌い継がれることを狙い、北海道内の小・中・高校の入学式・卒業式ほか学校行事などでの歌唱も呼び掛けました。
チャリティ楽曲「私たちの道」概要
北海道命名150年を迎えた記念すべき本年、放送局の垣根を越え共同で事業や番組制作を行う本プロジェクトでは、「One Song, One Hokkaido」として、道民の皆さまから募集したメッセージをもとに、「私たちの道」という新しい楽曲を制作しました。
作詞は、日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、またゴールデン・アロー賞など受賞歴多数、さらに作家として直木賞も受賞しているなかにし礼氏が、作曲はYUKI、Superfly、ゆず、back number、米津玄師など多くのアーティストへ楽曲提供やプロデュース、アレンジを行い活躍されている蔦谷好位置氏が担当しました。
本楽曲は、2種類のアレンジを制作。一つは、50年先にも広く歌い継がれていくことを目指し、道内の小・中・高校生が入学式・卒業式・各種学校行事等で活用していただくことを目的とした「合唱バージョン」。市立札幌旭丘高校合唱部の歌唱により、模範音源を制作しました。もう一つは、北海道出身または北海道ゆかりのアーティスト、俳優、タレント、アスリートなどの方に、曲を歌っていただく「著名人バージョン」です。
また、本楽曲はチャリティソングとして、放送使用料やJASRACからの著作権収入を、作詞家・作曲家のご厚意により「ほっかいどう未来チャレンジ基金」と日本赤十字社「平成30年北海道胆振東部地震災害義援金」へと寄付いたします。
【作詞・作曲家からのコメント】
<作詩>
・なかにし礼氏コメント
私は幼少期に生まれ故郷の満州から、北海道の小樽へと渡りました。北海道で暮らしていた経験や望郷の想いというものが、私の作った「石狩挽歌」や「北酒場」などの曲に少なからず影響を与えていたのは間違いありません。この度、北海道命名150年という記念すべき年に、このようなお話をいただき、二つ返事で快諾いたしました。自分の道を探し当て、歩み始めた、自分の青春時代を思い出しながら、いまを生きる若者たちに向けて書き上げました。私が書いた詞に、蔦谷さんによる若々しい曲がつき、世代間を満たしたような作品になったような気がします。この曲の歌詞の言葉を信じ、この歌を愛していただけれるのであれば、意義ある人生を歩める人間になり得るのでないか、そういう願いを込めて作り上げました。
<作曲>
・蔦谷好位置氏コメント
20年程前に札幌を出て、音楽を生業に東京で20年ほど駆け抜けてきました。そんな北海道出身の自分にとって、なかにしさんからいただいたこの歌詞には、特別な感情を抱きました。その時に自分が感じた感情は、きっと多くの人が分かち合える感情なんだろうと思います。北海道で暮らした経験がなかったら、このような曲にはならなかっただろうし、北海道という大地が育んだ結果だと思います。この曲には、北海道に生まれ育った、もしくは住んでいるということを誇りに思い、自分の可能性を閉ざさず、突き進んでほしいという願いが込められています。是非、多くの方に聞いていただきたいです。宜しくお願い致します。